いまのMMAの原型をなす、第一回アルティメット大会が開催されたのが、今から27年前です。
この時期、総合で勝つというセオリーはまだ形として定まっていませんでしたが、唯一グレイシー柔術のみ、この部分がしっかり体系化されていました。
相手の膝をけりながら前進、タックル、マウント。このシンプルな流れでしたが、何も知らない対戦相手達は次々とその術中にはまっていきます。
そして今回の矢地ソウザ戦ではこの原型を彷彿とさせる闘いが見られました。
驚いたのはソウザ選手のマウントキープのバランス。まるでヒクソンのように、上体を保ちつつ、的確にパウンドを入れていきます。
ホント別格のような戦いぶりは、この日の大会のベストバウトでしたね。
また次回のソウザ選手の試合が楽しみです。